健康で価値ある、明日への扉!

<あまり目にしないフルーツの意外な健康効果>
☆いちじく
8~11月頃に食べごろを迎えるいちじくには、様々な美容効果があります。ペクチンなどの食物繊維が豊富なため、腸を整え、肌の健康にも良い影響を与えてくれるのです。
さらに、いちじくの果実の赤色には、抗酸化物質ポリフェノールの一種、アントシアニンが含まれているためがんの抑制効果が期待できます。
びわ
初夏になるとスーパーの店頭で見かけるびわには、カロテンが豊富。そのため、高血圧、脳梗塞心筋梗塞など生活習慣病の予防や、がん予防の効果を期待することができます。
☆柘榴(ざくろ
ざくろは、果実の中に多くの実を付け、一粒一粒の中に種を宿すことから、中国では「子孫繁栄」の象徴として珍重されてきました。
実際、ざくろに含まれる成分には、女性ホルモンに似たエストロゲン様物質を含み、善玉コレステロールを増やして血液をサラサラにしたり、更年期障害を緩和し、さらにシワやくすみ、肌荒れを改善したりと効果的なのです。
女性に嬉しい健康効果は他にも。赤ワインよりも抗酸化作用が高いとされるエラグ酸を含み、メラニン色素の働きを抑制するため、美白効果も期待できます。
☆マンゴー
ここ数年で、国産のマンゴーも手に入りやすくなり、徐々に身近になってきたマンゴーですが、実は、世界三大美果のひとつであり、世界を代表する果実なのです。
ちなみに、世界三大美果の残る2つは、チェリモヤマンゴスチンというフルーツで、日本ではなかなか手に入りません。
マンゴーには、体内でビタミンAに変わるカロテンをたっぷり含み、細胞の老化を抑える抗酸化作用があるため、美肌効果がある他、がん予防の効果もあります。
さらに、ビタミンCや葉酸、食物繊維、カリウムも豊富で、美肌や貧血予防、便秘改善といった、体の内外を美しく保つための栄養が満載。
マンゴーに含まれるカロテンは、ドレッシングに入れて、酢や油と一緒に摂ると体内の吸収率が高まります。
アセロラ
見た目はさくらんぼに似ていますが、その中に含まれているのは、レモンの10倍以上とも言われるビタミンC。
ビタミンCは、喫煙や飲酒などのストレスによって消耗されるため、疲れを感じる方は積極的に摂ることをおすすめします。
ただし、ビタミンCは必要量しか体内に吸収されないという特徴があるため、食後に少量ずつ食べると、十分な栄養量を確保できるのです。
また、コラーゲンの生成を助け、シミの原因となるメラニン色素の生成を抑える効果もあるため、美容の効果も期待できます。
ブラックベリー
欧米では夏のフルーツとして知られるブラックベリー。ブルーベリーと同じくアントシアニンを豊富に含み、抗酸化作用により、目の健康や疲労回復効果が期待できます。
老化につながる活性酸素を除去し、メラニン色素を作る酵素の作用を抑える効果のあるエラグ酸も多く含まれているため、美容と健康に役立つフルーツと言えるでしょう。
クランベリー
天然の抗酸化物質を豊富に含むクランベリー
さらに、免疫機能を高めるビタミンCやフラボノイドもたくさん含んでいますが、特に注目される成分があります。それがプロアントシアニジン
プロアントシアニジンとは、ポリフェノールの一種ですが、胃がんの原因となるピロリ菌が胃の粘膜に付着するのを防いでくれます。
このプロアントシアニジンをフルーツの中で一番含有しているのが、クランベリーなのです。
☆ドリアン
「果物の王様」と呼ばれ、その独特の香りから有名となったドリアンですが、栄養価は非常に高いことが分かっています。
マグネシウムやリン、銅など、体の機能を健全に保つためのミネラル類が豊富に含まれている他、ビタミンB群により、疲労回復に効果を発揮するフルーツです。
このように、私たちの身の回りにある、フルーツには、それぞれに素晴らしい健康効果があります。
食生活を改善したい、健康的な体を手に入れたいという方は、ぜひ、まずは1日200gのフルーツを摂取することから始めてみましょう。